Windows XPの「管理ユーティリティ」は、パーティションの種類として、「プライマリ パーティション」と「拡張パーティション」が選択可能です。
ここでは、「プライマリ パーティション」と「拡張パーティション」について説明します。
■プライマリ パーティションとは?
「プライマリパーティション」はシステム起動が可能なパーティションで、作成すると、1つのパーティションに1つのドライブ名が割り当てられます。プライマリパーティションの場合、作成可能な数に制限があり、Windows XPでは1つのディスクの中に最大4個まで作成が可能です。プライマリパーティションを4個作成すると、そのディスクにはそれ以上パーティションを作成することができなくなります。
■拡張パーティションとは?
「拡張パーティション」はシステム起動ができないパーティションで、作成しただけではドライブとして認識されません。パーティション作成後、「論理ドライブ」を作成する必要があります。拡張パーティションのメリットは、拡張パーティションの中に複数の「論理ドライブ」を作成することができる点にあります。拡張パーティションの中に論理ドライブを作成すると、作成した論理ドライブそれぞれにドライブ名が割り当てられます。1つのディスクの中に作成できる論理ドライブ数には、ドライブ文字の限界内で制限がありません。
ご注意:
Windows XPとWindows 2000以外のOSでは、プライマリ パーティションは1つしか認識しません。
特にIEEE1394ハードディスクやUSBハードディスクなどの場合、いろいろな環境(Windows MeやMacintoshなど)で接続されることが考えられますので、拡張パーティションで論理ドライブを作成することをお勧めします。
■プライマリパーティションを2個作成した場合のイメージ
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プライマリパーティション1 |
プライマリパーティション2 |
■プライマリパーティションと拡張パーティションを併用した場合のイメージ
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プライマリ パーティション |
拡張パーティション |
論理ドライブ1 |
論理ドライブ2 |
論理ドライブ3 |
・・・ |
参考:
通常Windowsがインストールされているドライブ(Cドライブ)がプライマリパーティションで、その他のドライブ(DドライブやEドライブなど)が拡張パーティションでフォーマットされています。
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