ロジテックINAソリューションズ株式会社(本社:長野県伊那市、代表取締役社長:葉田順治)から、近年増えつつあるランサムウェア対策のご案内とお勧め製品のご提案をいたします。
▼身代金要求不正プログラム「ランサムウェア」にご注意
ランサムウェアとは、感染したPCをロックしたり、ファイルを暗号化したりすることで使用不要にした後、元に戻すことと引き換えに身代金を要求する不正プログラムです。
ランサムウェアは、スパムメールや改ざんした正規サイトから脆弱性を攻撃する不正サイトへ誘導されて感染します。ランサムウェアによって、感染PCの特定機能を無効化し操作不能にする、データファイルを暗号化し利用不能にするなどの活動が行われます。
また、PCを感染前の状態に戻すことと引き換えに、金銭の支払いを要求する画面が表示されます。
▼感染してしまった場合に備えた環境づくり
ランサムウェア対策を実施していても100%被害を防げるとは限りません。そのためランサムウェアに感染してしまった場合にも、最小限に被害を留める環境を構築しておくことが重要です。
現在、主流となっているファイル暗号型のランサムウェアに感染した場合、暗号化されたファイルの復号は困難です。このためIPA(独立行政法人情報処理推進機構)では、バックアップ時のみ外付けHDDをつなげて、バックアップ完了後には取り外す運用を提案しています。
しかし、この作業は非効率でバックアップの手間もかかります。そこでロジテックでは、NASと外付けHDDを利用したバックアップ方法を提案します。NASのバックアップにはネットワーク共有を無効にした外付けHDDを使用することで、感染を回避します。
▼ロジテックからのご提案
NASの履歴管理バックアップのために外付けHDDを用意することをお勧めします。NASの容量を減らすことなくランサムウェア対策が可能です。
万が一、PCがランサムウェアに感染してしまったとしても、バックアップデータがあれば復旧ができます。ただし普段はバックアップ先のドライブを読み書きできないようにする必要があります(※1)。
この環境にするメリットとしては以下が挙げられます。
・HDDを別で用意するためNAS本体の容量に影響しません(※2)。
・外付けHDDへのバックアップを「履歴管理バックアップ」モードにするだけなので、設定が簡単です。
※1:外付けUSBドライブへの履歴管理バックアップを行うときは外付けUSBドライブをEXT3、またはXFS形式でフォーマットすることをお勧めします。
USBドライブを履歴管理バックアップ先として利用する場合は、使用しているUSBドライブを他の機器に接続して編集しないでください。バックアップデータが意図しないファイルに書き換わる可能性があります。
※2:いまお使いのNASのバックアップができる容量の外付けHDDを用意する必要があります。
詳しくは「ランサムウェア感染対策」ページへ
/products/hd/ransomware/index.html
※下記にて紹介するHDD製品はLinux製品には対応しておりません。
▼ロジテックお勧めの外付けHDD――「静音性&機能美HDD」」/「暗号化HDD
NASの履歴管理バックアップのための外付けHDDとして、弊社製品をお勧めします。
・LHD-ENU3WSシリーズ
静音性と機能美を持ったHDDです。空冷に配慮し底面と側面に通気スリットを配置しています。縦置き横置き両方に対応した機能デザインです。またファンレスのためファンの回転による耳障りなノイズは発生しません。
業界唯一の日本製。長野県伊那市の工場で生産。価格.comプロダクトアワード2016銀賞受賞、楽天年間ランキング受賞。
製品のご紹介はこちらからご覧いただけます。
/products/hd/lhdenu3ws/index.php
・暗号化HDD
最高レベルの暗号化機能(AES256bit)およびLogitecオリジナルパスワード認証ツールにより、マイナンバーを含めた重要データを保存する外付けHDDの情報漏洩対策として求められるダブルセキュリティ機能(データ暗号化&パスワード認証)を備えたHDDです。
各製品のご紹介はこちらからご覧いただけます。
/products/hd/hdd_security_index.php
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