Step
1. グラフィックボードを装着する |
それではWindows XPの場合を例にデュアルモニタ環境を構築する際の手順について解説しましょう。まずパソコンの電源を落とし、PCIスロットにセカンドモニタ用のグラフィックボードをしっかりと装着。続いてWindowsを起動後、デバイスドライバのインストールを行います。
装着したグラフィックボードが正しく動作しているかどうかは、デバイスマネージャで確認することができます。「コントロールパネル」→「システム」とクリックして「システムのプロパティ」を開き、「ハードウェア」タブの「デバイスマネージャ」ボタンを選択しましょう。表示されているハードウェアの一覧の中から「ディスプレイアダプタ」をクリックし、インストールしたグラフィックボードに「!」マークなどが表示されていなければOKです。
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Step
2. 「画面のプロパティ」で設定を行う |
ハードウェアの設定が問題なく終わったら、今度はWindows側の設定を行います。デスクトップを右クリックして「プロパティ」を選択し、「画面のプロパティ」を開きます。一番右側の「設定タブ」を選ぶと2つのモニタアイコンが表示されていますから、「Windowsデスクトップをこのモニタ上で稼動できるようにする」にチェックマーク。続いてメインモニタとして使用するほうのモニタアイコンをクリックし、「このデバイスをプライマリモニタとして使用する」にチェックを入れます。
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3. 環境にあわせて並び方を選択 |
これでマルチモニタ環境の設定はすべて終了。この状態でマウスカーソルをメインモニタの外に動かすと、セカンドモニタ側に移動するのが確認できることでしょう。アプリケーションのウィンドウをドラッグ&ドロップでセカンドモニタに移動できるのはもちろん、2つのモニタにまたがって表示させることも可能です。
メインモニタとセカンドモニタの並び方を変えたい場合も心配はご無用。モニタアイコンの順番をマウスで入れ替えるだけで、カンタンに並び替えが行えます。
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Step 4. ちょっと変わった使い方もOK |
これでマルチモニタ環境の設定はすべて終了。この状態でマウスカーソルをメインモニタの外に動かすと、セカンドモニタ側に移動するのが確認できることでしょう。アプリケーションのウィンドウをドラッグ&ドロップでセカンドモニタに移動できるのはもちろん、2つのモニタにまたがって表示させることも可能です。
メインモニタとセカンドモニタの並び方を変えたい場合も心配はご無用。モニタアイコンの順番をマウスで入れ替えるだけで、カンタンに並び替えが行えます。
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デュアルヘッドならグラフィックボード一枚でもOK |
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グラフィック内蔵型マザーボードには注意が必要 |
デュアルモニタ環境は、基本的にメインモニタ用とセカンドモニタ用に2枚のグラフィックボードを使用します。しかし中にはPCIスロットをグラフィックボードで占有したくないとか、2枚もグラフィックボードを購入するのはどうもという方もいらっしゃることでしょう。
こういう時に役立つのが「デュアルヘッド」タイプのグラフィックボード。このタイプの製品にはCRTコネクタが2系統備わっており、一枚のグラフィックボードに2台のモニタを接続することが可能。より効率的にデュアルモニタ環境を構築できます。 |
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最近は低価格パソコンを中心に、グラフィック機能やサウンド機能を内蔵したマザーボードを採用する製品が増えています。こうした統合型マザーボードは製品のコストを下げられる反面、やや拡張性に乏しいところもあります。特にグラフィック機能内蔵型のマザーボードには、デュアルモニタをサポートしていないものも見受けられます。こうした製品ではグラフィックボードをもう一枚追加してもデュアルモニタ環境を構築できませんので、事前に十分に取り扱い説明書や仕様書をチェックして下さい。 |
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