■ RAWデータで撮影するメリット JPEGで撮影する場合、デジタルカメラは自動的にホワイトバランス(蛍光灯/白熱灯/太陽光)やコントラスト(硬調/軟調)などの内蔵フィルタを適用し、カメラ自体で完成した画像を作ります。ところが、レタッチを前提としている場合、この自動フィルタ処理が邪魔になることがあります。思いがけないほどコントラストが高くなってしまったり、ホワイトバランスの設定を間違えて色調がおかしくなってしまったときなどです。 もちろん、それをレタッチで修正することは可能ですが、一度フィルタ処理されてしまったものをさらにレタッチするのは画像の劣化の原因となります。ホワイトバランスやコントラストの設定は撮影後にしたいと思いませんか? これを可能にするのがRAWデータでの撮影です。RAWデータで撮影すると、ホワイトバランスやコントラストなどのフィルタをかけていない素のままの画像が保存されます。これをパソコンに転送した後で、専用のソフトウェアでJPEGやTIFなどの一般的なファイル形式に変換するのですが、フィルタ処理はこの変換中に画像を見ながら行うことができます。ですから、気に入らなければ何度でもやり直すことができ、画像の劣化もありません。 ■JPEGで撮影する場合 撮影(+デジタルカメラによる自動フィルタ処理) ↓ パソコンへの取り込み ↓ 閲覧/印刷 ■RAWデータで撮影する場合 撮影 ↓ パソコンへの取り込み ↓ JPEG/TIFへの変換(+必要に応じたフィルタ処理) ↓ 閲覧/印刷 このように撮影後にホワイトバランスやコントラストを決定できるからレタッチしやすいというのも、RAWデータで撮影することのメリットです。皆さんもLMC-CFHD2GでRAWデータ撮影にチャレンジしてみませんか? Copyright © 2004Logitec Corp. All rights reserved. |