データ復旧はプロにお任せ！ソフトの使用は状況を悪化させることも

USBメモリやSDカードなどの記録媒体、またはPCを使用している際に、データを誤って削除してしまう場合や不意にフリーズする場合があります。削除したデータや損傷したデータは読み込むことができなくなるため、データの復旧を試みてデータ復旧ソフトをダウンロードすることもあるかと思います。そこまで重要でないデータや、取り戻せたらいいなと思うくらいのデータであれば、データ復旧ソフトの使用もひとつの手段ではあります。しかし、会議で使用するデータや顧客データのように消えると困るデータの復旧を考える場合には、実はソフトの使用はおすすめできません。大切なデータを復旧させたい場合には、データ復旧の専門業者に依頼するのが一番なのです。

確実に復旧させたいデータは、業者に依頼を！

一口にデータ復旧ソフトといってもさまざまなものがありますが、大きく分けると無料のものと有料のものがあります。無料か有料かによってかかる費用は大きく異なりますが、どちらを使用しても業者に依頼するよりも安く済ませることができます。そのため、費用を安く済ませたいという場合には、データ復旧ソフトの使用を検討するのが一般的といえます。特に無料のデータ復旧ソフトは簡単に試すことができるため、とりあえず復旧を試みてみよう、という場合に利用しやすいのです。

データ復旧ソフトは、正しく使用することができればデータを取り戻せる可能性は高くなります。しかし、操作を誤ってしまったり、状況を確認せずに使ってしまったりすると、データを取り戻すことができないどころか二度と復旧できない状態になってしまう場合があります。このような状態になってしまえば、業者に依頼してもデータを取り戻せない可能性も多いにあります。データの復旧はとても難易度が高く、また、その知識を持っている人は多くありません。日常的にパソコンに触れている場合であっても、データ復旧についての知識や経験を持っている人は少ないのです。したがって、確実にデータを復旧させたいと考えるのであれば、データ復旧を専門にしている業者に依頼することをおすすめします。

原因によっては、データ復旧ソフトで簡単に

前述したように、データを復旧させる場合は基本的には業者に依頼するべきです。突然アクセスできなくなったなど、原因が不明である場合には特に不用意に触るべきではありません。なお、原因によってはデータ復旧ソフトの使用で簡単に復旧できる場合もあります。

簡単に復旧できる例として、「右クリックやデリートキーでデータの削除をしてしまった」「ゴミ箱を空にしてしまった」というような論理障害のケースがあげられます。ハードディスクなどの記憶媒体の障害にはデータが破損する論理障害と媒体自体が破損する物理障害があり、論理障害は比較的軽度の障害です。このような論理障害の場合は、無料のデータ復旧ソフトでもデータを取り戻せる可能性があります。ところが、このような場合でもPCが苦手という人であれば失敗してしまう可能性が十分に考えられます。また、単純な論理障害だと思っていたのに実はHDDが物理的に故障したという場合もあるため、復旧ソフトを使用する際には注意が必要です。
データ復旧ソフトは、なるべく費用をかけずにデータを取り戻したいという人に多く選ばれています。しかし、データ復旧ソフトの使用によって症状が悪化し、業者を利用することになった場合、当初の費用よりも高くなってしまうことがあります。そのため、最初から業者を選んでおけばよかったと後悔することも少なくありません。

確実に取り戻したいデータであれば、まずはデータ復旧の専門業者に相談してみましょう。