作業工程を記録したり、友人や知人とゲーム画面をシェアしたりする際に便利なのが、端末の画面を録画する機能です。しかし、具体的にどのように操作すれば画面録画を行えるのか、よくわからないという方も少なくないかもしれません。
そこでこの記事では、各種デバイスで画面を録画して動画に残す方法をご紹介します。
1 デバイスの画面を録画して動画を残す方法
1-1 iPhoneやiPadの場合
1-2 Androidの場合
1-3 Macパソコンの場合
1-4 Windows10パソコンの場合
2 画面の録画ができない場合の対処法
3 録画した動画データは複数に分けて保存しておこう
4 動画データは他のストレージにも保存しておくのが安心
デバイスの画面を録画して動画を残す方法
画面を録画して保存する手順は、デバイスによって異なります。ここでは、各デバイスの画面表示を動画データとして録画する方法を、iPhoneやAndroid、Mac、Windows10など、OSごとにご紹介します。
1.iPhoneやiPadの場合
iPhoneやiPadは、「設定」の「コントロールセンター」から画面の録画が行えます。録画を始める前に設定画面を確認し、コントロールセンターに「画面収録」を追加しておきましょう。
画面収録を追加したら、録画したい画面を開いた状態でコントロールセンターを表示してください。開いた画面で画面収録アイコンをタップすると、録画が始まります。ただし、アイコンのタップから録画スタートまでに3秒のタイムラグが生じるため注意が必要です。
2.Androidの場合
OSのバージョンがAndroid11以降のスマートフォンやタブレットには、「スクリーンレコード」という機能が標準搭載されています。この機能を使えば、画面を動画データとして録画することが可能です。
最初に、クイック設定パネルに「スクリーンレコード」を追加しておきます。その後、撮影したい画面を表示したら、クイック設定パネル上にある「スクリーンレコード」アイコンをタップしてください。
撮影前に設定画面が表示されるので、必要に応じて設定変更を行い「開始」ボタンを押すと、3秒後に録画が始まります。
3.Macパソコンの場合
Macパソコンで表示画面を録画したい場合は、「QuickTime Player」を使って動画の撮影が行えます。
【QuickTime Playerの使い方】
1.「アプリケーション」フォルダからQuickTime Playerを開く
2.メニューバーから、「ファイル」→「新規画面収録」の順に選択する
3.オンスクリーンコントロールか「画面収録」ウィンドウが開くので、丸い形の録画ボタンをクリックする
4.画面上の任意の場所をクリックすると画面全体が、収録したいエリアをドラッグして「収録を開始」をクリックすると選択したエリア部分だけが録画される
4.Windows10パソコンの場合
Windows10パソコンで画面を録画する場合は、「Xbox ゲームバー」の録画機能を使うのがおすすめです。
【Xbox ゲームバーの使い方】
1.録画したい画面を開き、キーボードのWindowsキーとGキーを同時押しする
2.画面上に「キャプチャ」の操作パネルが表示されるので、丸い形の録画ボタンを押して録画を開始する
画面の録画ができない場合の対処法
ご紹介した手順に沿って操作を行っても、画面の録画を実行できない場合があります。録画を行えない原因のひとつに、動作中のアプリが挙げられます。一部のアプリでは、映像や音声を記録させないように対策しているため、録画を行うことができません。
また、デバイスの設定で録画が制限されている可能性や、保存容量が不足していて録画できないケースもありえます。録画を許可しているか、容量不足に陥っていないかの2点を、録画の前に確認しておくと良いでしょう。
録画した動画データは複数に分けて保存しておこう
録画や撮影を行った動画データは、うっかり消したりファイルを破損したりしてしまった場合、復旧が難しいとされています。動画データは、映像や音声などの多くのファイルから1つのデータが成り立っているものです。
データの誤消去や破損があると、それぞれのファイルが断片化してしまいます。断片化したファイルを修復するだけでは意味がなく、さらに修復したファイルを正しくつなぎ合わせるデフラグという作業が必要になります。このような理由で、動画ファイルの復元は難しいのです。
大切な動画データは2箇所以上の場所に保存したり、光学ディスクにバックアップしたりして、不測の事態でデータが消えてしまわないように注意しましょう。
動画データは他のストレージにも保存しておくのが安心
録画した動画データは、複数のファイルが組み合わさってできているものです。誤消去や破損によってデータが消えたり断片化したりすると、復旧が難しいとされています。各種デバイスで録画した動画データは、デバイス内のストレージ以外の場所にも保存して、バックアップを取っておくのが安心です。
せっかく録画した動画データを失ってしまわないよう、外付けストレージやオンラインストレージなども活用して確実な保存を行いましょう。