データ復旧サービス導入事例

細野クリニック(愛知県豊田市)

細野クリニック 院長 細野二郎氏にロジテックのデータ復旧サービスを活用した理由と経緯について詳しく聞きました。

絶対に失いたくないデータだったので、ロジテックに復旧を依頼しました

細野クリニック(愛知県豊田市)
■対象ハードディスク
DELL DIMENSION 5100C 付属ハードディスク
■OS
Windows XP Pro/Home
■復旧スケジュール
解析開始~調査報告 2011/10/20~10/24
復旧開始~復旧終了(発送) 2011/11/15~11/17
細野クリニックについて

昭和44年開院。消化器科、内科、外科、整形外科。従業員20人。最先端の診療をご提供しつつ、患者の生活の質(Quality of Life)損なわない治療を目指す

絶対に失えない個人データの復旧を依頼

今回、ロジテックにデータ復旧を依頼した経緯をお聞かせください。

今回、ロジテックには自宅で使っているパソコンのデータ復旧を依頼しました。ある日、パソコンがブルー画面になり、まったく起動しなくなったのです。自宅パソコンなので、ほとんどのデータは壊れてもあきらめがつくのですが、唯一、年賀状の住所録のデータ、つまり、医者仲間、知人、友人、医療器械メーカーなど取引先、その他、義理を欠いてはいけない皆さまの連絡先を収めたファイルだけは、この10年の間にコツコツ入力してきたものであり、これだけは絶対に失うわけにはいきませんでした。

いろいろな策をいったんは検討してみたものの…

その後、どんな行動を取りましたか。

まずパソコンメーカーに問いあわせました。しかし返答は「パソコンやハードディスクなど機械の修復は可能ですが、データの復旧はできません」との回答でした。こちらの要望は逆で「コンピュータは壊れても良いから。データだけは欲しい」わけですから、この回答では困ります。

次にパソコンショップなどに売っている、1万円程度のデータ復旧ソフトでデータ修復することも一度は考えました。しかし、1万円のソフトでは、「安かろう、悪かろう」の可能性があります。迂闊なソフトを使って、ディスクがもっとひどい状態になり、データが永遠になくなることだけは避けたい。復旧ソフトを使うことは見送りました。

その次は、ネット検索で、データ復旧会社を各社探しました。そうして見つけたのが、ロジテックです。ロジテックは、周辺機器メーカーの老舗として名の通っているメーカーですから、ここなら信用できると考え、まずは見積を求めてみました。

4日後、「修復可能なファイルのリスト」と「見積金額」の回答がありました。ファイルは大半が直せるようなのでまずはOKとして、個人的感想としては、見積金額はもう少し安くなると嬉しいなと思える金額でした。そこで地元(豊田市)に近い、名古屋の会社に見積を依頼してみましたが、結局、値段はロジテックと同じ値段でした。おそらく、ネット上の他のデータ復旧会社でも同じような金額なのでしょう。そうであるならば、このデータは、絶対に失いたくない、必ず復旧しなければならないデータですから、やはり技術的に信頼のおけるロジテックに依頼する方が良いといえます。

また、今回のデータは、友人知人の住職録であり、そうしたセンシティブなデータを責任を以て取り扱ってくれる、セキュリティのしっかりした会社を選びたいと考えました。こうしてロジテックに依頼することを決めました。

ロジテックからは、依頼した3日後に、復旧されたデータが送付されてきました。必要な住所録データは、正しく復旧されておりました。期待通りの仕事です。ありがとうございました。

今からロジテックへ問いあわせようとしている人へのアドバイス

これからデータ復旧をしようとしている人へ、「ある種の先輩ユーザー」としてのアドバイスなどあればお聞かせください。

ロジテックに、電話やメールで状況を伝えるときには、何のデータを復旧して欲しいのかを、自分の言葉で伝えるのが良いと思います。実は、私は今回は、「ディスクが壊れたので修復してほしい」と依頼しただけで、「筆ぐるめの住所録データを修復して欲しい」という具体的な要望は言いませんでした。何となく気恥ずかしかったのです。

その後、ロジテックからは、「直せるデータのリスト」が送られてきましたが、それは、"abcdef.erx"のようなファイル名が羅列してある一覧表であり、正直、その中に自分が必要とする「筆ぐるめの住所録」のデータがあるかどうかは分かりませんでした。でも、まあ、たぶん大丈夫だろうと思い、そのまま修復を依頼したのです。

結果的には、住所録データは完全に復旧できたので、問題はないのですが、よくよく考えると、ロジテックが保証していることは、「1000個あるファイルのうち995個は直せます(その995個のリストはこれです)」というだけであり、直せない5個の中に、住所録データが運悪く当たっていることも、理論上はありえないことではありません。

このような事態を防ぐためにも、これからデータ復旧をなさる皆様は、自分が何のデータを欲しいのかを、自分の言い方で伝えることをおすすめします。

ロジテックからひとこと

細野様からお話のありましたとおり、何のデータの修復をご希望なのか「筆ぐるめの住所録」「WORDで作った自分史の原稿」「デジカメ写真」「エクセルデータ」などの形でお伝えください。そうすれば、弊社の技術者の方でも、その情報を念頭においた対処が可能になります。よろしくお願いいたします。

ロジテック技術者より
コメント

今回お預かりしたパソコンのハードディスクには不良セクターが発生しておりました。お客様ご申告の「起動できなくなった」という状況が発生していたのはこのためです。

まず、ハードディスクに負荷を与えないよう、解析装置により不良セクターを避けて磁気情報の抽出を行いました。さらに取得磁気情報への走査解析と、ファイル管理情報の構築を行い、これによりデータ復旧が可能となりました。

より多くのデータを修復し、かつそれを良好な状態でお客様にお渡しできるよう、解析を実施する際には、複数のツールを使っております。どんなツールを使うべきかは、障害の程度や種類により変わります。常に最適のツールを選択し、最善の状態に復旧できるよう図っております。

今回は、お客様側で、ハードディスクを過剰にいじらず、負荷を与えない状態でご相談いただいた事が、良好なデータ修復につながった要因であると考えます。

※ 取材日時 2011年12月
※ 文中の数字、データはいずれも取材時点のものです。

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