かとうクリニック
かとうクリニック院長 加藤保司氏にロジテックのデータ復旧サービスを活用した理由と経緯について詳しく聞きました。
復旧開始~復旧終了(発送) 2012/6/2 ~ 6/4
三重県伊勢市で神経内科専門医、総合内科専門医(内科専門医)として神経内科・内科を開業しているクリニック。
2008年1月開業。
LACIE 1.3テラバイトのディスクが読めなくなる
6年前に購入した、LACIE製1.3テラバイトのハードディスクが、突然、読めなくなってしまいました。そのディスクには、MRI、PET、SPECTの数百人分の画像データや、それまで執筆した論文や、学会発表で使ったパワーポイントなど様々なデータを保管していましたが、中でも重要性が高かったのが、他の病院への診療情報提供書、いわゆる「紹介状」のデータでした。これを失うと、いま診療中の患者さんの診療に支障が生じかねません。このデータだけは、たとえ復旧費が高額であっても、必ず復旧する必要がありました。
まずは当院の薬品の仕入れ先であるA社に相談しました。A社からは、薬品の他に、医療設備や備品などを購入しています。何かが必要になったり、困ったことが起きた場合は、まずA社に相談することにしています。
ロジテックにデータ復旧を依頼した理由
A社からは「ロジテックがデータ復旧サービスをやっています。LACIEのデータ復旧を依頼するならそこが一番、確実でしょう」と紹介があったので、さっそくA社に、「ではロジテックに連絡して見積をもらってきてください」と依頼しました。
その後、見積が来ましたが、第一印象は、「こんなに高いものなのか…」でした。最近ではたとえ2テラバイトのハードディスクであっても3万円以下で買えますが、データ復旧に要する価格は、それを遙かに超える金額でした。
ただ、ロジテックの技術者からは、「今回の故障は、RAIDを構成するハードディスク内部のモーター障害という複雑な故障です。モーター破損の場合、ハードディスク本体、すなわちハードウエアが直れば良いという話なら、ハードディスクを交換すればよい話ですが(ハードディスクは修理することはできませんので物々交換となります)、その場合、内部のデータも同時に失うことになります。ハードディスクの交換ではなく、中のデータを復旧させようとするならば、極端な話、その壊れたLACIEを分解してディスク円盤(プラッタ)を取り出し、そのディスクを使ってハードディスクを『もう一台つくる』ぐらいの作業をしなければいけません。また今回のLACIEは内部はRAID構成になっており、再構成は非常に困難です。これらの理由により、通常のデータ復旧に比べて、見積が高価になっております。なお、全ファイルのうち95%は復旧できます。データ復旧可能なファイルのリスト(ファイル名一覧)も事前にお見せします」という説明がありました。
念のため、ネットで「データ復旧」検索して、他のデータ復旧サービスのホームページも調べました。中には、「データ復旧、成功報酬。4万円以上はいただきません」と謳うホームページもありましたが、しかし、成功報酬ということは失敗することもありうるわけです。今回のデータ復旧は失敗されては困ります。ここは価格ではなく確実性を優先して、A社の推薦通りロジテックにデータ復旧を依頼することを決めました。
3日後、データは無事、復旧されて戻ってきました。紹介状データも全て無事でした。
ロジテックへの評価
電話では、技術者の男性が対応してくださいましたが、その対応が非常に良かったことが印象に残っています。丁寧な言葉づかいで、初心者に分かりやすいようにきちんと説明をしてくれました。電話で話しているだけでも、信頼感が感じられました。
ロジテックさん、今回は貴重なデータを復旧してくださり本当にありがとうございました。これからも高品質のデータ復旧サービスを続けてください!