株式会社富士通ビー・エス・シーは1963年に設立されたシステムインテグレーターである。情報通信分野や産業流通分野でのシステム開発から携帯電話などの組み込みシステム、またパッケージ製品やITサービスまで幅広く提供している。
汎用パッケージソフトである「FENCE(フェンス)」シリーズは、データの暗号やアクセス認証、証跡の管理、メールやモバイルのセキュリティまでカバーする情報セキュリティソフトである。富士通ビー・エス・シーのパッケージソフトを代表する製品群だ。暗号ソフトである「FENCEPro」、認証ソフトの「FENCE-AP」、パソコンのポートやデバイス、ファイル単位で情報漏洩を抑止する「FENCEGPremium」、証跡記録ができる「FENCE-TracerPremium」、メールのセキュリティゲートウェイ「FENCEMailFor Gateway」、スマートフォンのセキュリティを実現する「FENCE-Mobile」の6種類からなるシリーズである。
今回は富士通ビー・エス・シーFENCE開発部担当課長山中祐介様にご協力いただき、
FENCEシリーズの中心となる暗号ソフトFENCE-ProとロジテックのNAS製品の組み合わせを検証していただいた。インタビューでは検証の結果と現場への応用、今後の展望を伺った。
近年ノートパソコンや携帯電話網の発展に伴いモバイルから社内ネットワークにアクセスすることが当たり前になっている。外部のネットワークを経由して社内情報をやりとりすることになるため、当然より高いセキュリティが要求される。特に昨今、日本版SOX法と呼ばれる法規制に対応するため企業の内部統制強化が叫ばれている。法的にも社会的にも情報セキュリティの充実はあらゆる企業の急務だと言える。しかしいざ情報セキュリティを充実させようとしても簡単にはいかない。情報システム自体は既に構築されている場合がほとんどであり、新たなセキュリティシステムの導入・運用は膨大な手間とコストが必要になる。
ゼロからセキュリティシステムを構築することは状況が許さない場合が多いのではないだろうか。特に中小企業ではできるだけ導入・運用コストを下げることが求められる。
近年ノートパソコンや携帯電話網の発展に伴いモバイルから社内ネットワークにアクセスすることが当たり前になっている。外部のネットワークを経由して社内情報をやりとりすることになるため、当然より高いセキュリティが要求される。特に昨今、日本版SOX法と呼ばれる法規制に対応するため企業の内部統制強化が叫ばれている。法的にも社会的にも情報セキュリティの充実はあらゆる企業の急務だと言える。しかしいざ情報セキュリティを充実させようとしても簡単にはいかない。情報システム自体は既に構築されている場合がほとんどであり、新たなセキュリティシステムの導入・運用は膨大な手間とコストが必要になる。
一からセキュリティシステムを構築することは状況が許さない場合が多いのではないだろうか。特に中小企業ではできるだけ導入・運用コストを下げることが求められる。
またFENCE-Proの手軽さは導入時のみではない。FENCE-Proの一番のセールスポイントはシームレスにデータを暗号化できるところにある。暗号化設定されたドライブやフォルダを読み書きするときに自動的に暗号化/復号される。クリックして変換する、というような手順は必要ない。
セキュリティソフトの使い勝手は重要で、使い勝手が悪いと本来の業務効率が低下してしまう。使いにくさが原因でユーザーが使用を止めてしまうと、セキュリティ上の穴ができる危険がある。FENCE-Proの使い勝手の良さは高いセキュリティを実現するためにとても有効なのだ。
また見落としがちだが、FENCE-Proは「純国産であるところも大きな特長」(山中課長)である。セキュリティソフトは海外生まれの製品が多く、カスタマイズやトラブル発生時などで対応が遅れることがある。国内で開発している FENCE-Proならばきめ細かいサポートが可能である。
FENCE-Proはドライブ単位やフォルダ単位で暗号化を設定することができる。この機能を使ってNAS上に作った共有ドライブを暗号化すれば、手軽に組織内のデータのやりとりは全て暗号化される。これによって組織のメンバーは特に意識することなく、安全なファイル共有ができる。もし共有しているファイルが何らかの経路から流出しても、組織外の人間には読み取ることができない。専用のサーバを用意しなくてもFENCEProとNASがあれば簡単に、高いセキュリティが実現できるのである。
元々、あまり環境を選ばず動作することがFENCEProの特長の一つである。ロジテックのNAS「竹LSV-5S4Cシリーズ」との組み合わせで動作検証をしていただいたが、問題なく動作したそうだ。動作不良や性能の低下などもなく、スムーズに使うことができた。
FENCE-Proは暗号化という機能上、ファイルの入出力などOSのコアに近い部分で動作する。きちんとプロトコルに従っている機器であれば何も問題はないのだが、互換性は高いに越したことはない。その点、ロジテックのNASは Windows Storage Server(WSS)を搭載しているので、Windowsクライアントとの互換性は最高である。
めったにないことであるが、過去にLinux搭載NASで暗号ドライブを設定していたユーザーがデータコピーをしたところ、タイムスタンプがずれるという現象が出たことがあるそうだ。調べるとLinux搭載NASの内部処理が厳密に対応できていなかったことが原因だった。全てのLinux搭載NASで問題が起こるとは限らないが、万全を期するのならWSS搭載NASを選ぶべきだろう。
製品に関するお問い合わせはこちら>http://www.bsc.fujitsu.com/
各クライアントの重要データを、ローカルではなく、高速アクセスを実現するロジテックNASの共有フォルダに保存します。ENCE-Proにより、各クライアントからNASの共有フォルダを暗号フォルダに設定、重要データを暗号化したうえで集中管理し、万全のセキュリティを確保します。
株式会社富士通ビー・エス・シー http://www.bsc.fujitsu.com/
設立:1963年 代表取締役社長:兼子孝夫
設立以来45年にわたってシステムインテグレーターとして歩み続ける。
各種ビジネスアプリケーション、制御系システム、エンベデッドシステムをはじめとする開発で培った技術力と業種業務ノウハウをベースに、ソリューションや ASP・アウトソーシングサービスをトータルに提供。お客様の「信頼されるパートナー」として、世界の情報処理の進歩に貢献している。
同社製ソフトとロジテック製NAS製品の動作検証にご協力いただいた、FENCE開発部担当課長 山中様(左)、ビジネスサポート本部情報システム部担当課長森田様(中央)、同本部企画広報部 井上様(右)。
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