Windows XPの
サポート終了まで
まもなく1年。 パソコン端末の入れ替えで課題となる
「データ移行」をNASで簡単に実現。

Windows XP のサポート終了1年後に迫る

2014年4月8日にWindows XPのサポートが終了する。サポート切れに伴う一番のリスクはセキュリティ問題だ。セキュリティ更新プログラムが提供されなくなるということは、情報流出やウイルス感染などの危険性が高くなることを意味する。本格的にWindows XPからのパソコン端末入れ替えを検討する時期に入ってきたのだ。 加えて、パソコン端末を新調することによるメリットもある。5年前のパソコンと比較すると消費電力は50%近く削減されており、簡単な節電対策にも繋がる。また、パソコン本体の性能も大幅に向上しており、ソフトの起動時間や処理時間の短縮がそのまま作業時間に短縮に繋がる。

パソコン端末入れ替えの課題「データ移行」を円滑に進める

目前に迫ってきたパソコン端末の入れ替えで、業務を円滑に進めるために事前に検討しておきたい課題は、パソコン端末のデータ移行である。個人まかせでデータ移行させる企業も少なくないが、OSのサポート期限切れ間近ということもあり、まとまった台数のパソコン端末を入れ替えることを想定した、ストレージを用いたデータ移行について考えてみたい

データ移行の課題1
既存ファイルサーバを流用するか、新規ストレージを準備するか
すでに運用しているファイルサーバにパソコン端末のバックアップデータを保存する場合、既存ファイルサーバに対する負荷が高くなり、業務に支障を与えることも考えられる。新規で移行用ストレージを準備することが望ましい。
データ移行の課題2
役職者の機密データなど閲覧権限を考慮したバックアップ
パソコン端末のバックアップデータをストレージに保存する場合に考えなければならないのがセキュリティ問題だ。各々のパソコン端末のデータをバックアップすることが前提であるため、役職者のデータも一般の社員と同じストレージに保存される。機密扱いのデータが誰にでも閲覧できてしまう状況は、企業の情報統制上避けるべきだろう。そのためフォルダ単位での権限設定など、各々のデータが簡単に閲覧できないような事前準備が必要となる。
データ移行の課題3
簡単にデータをバックアップし新パソコン端末に移行できるか
データ移行のプロセスは、旧パソコン端末からストレージへ、ストレージから新パソコン端末へ、と2段階となるのが通常だ。しかし、これには多くの手間と時間が発生し、業務生産性を落としかねない。そこでまず、遂行者はその作業負荷の軽減を検討する必要があるだろう。加えて、データを誤って削除してしまう可能性を限りなく低く、かつ新パソコン端末でも旧パソコン端末と同じフォルダ構成にデータ移行できれば業務も円滑に進む。
データ移行の課題4
データ移行後にも資産を活用できるか
パソコン端末のデータ移行に対してのみコストを費やすのはハードルが高い。データ移行用に新規ストレージを準備する場合、データ移行後の活用方法も事前に検討しておきたい。 ネットワーク・ストレージ(NAS)であれば、そのままパソコン端末のデータバックアップ専用ストレージとして、またはファイルサーバとして活用することが出来るだろう。

これらの課題を解決するソリューションとして注目したいのがWindows 搭載型NASと集中管理型データバックアップソフトとを組み合わせる方法だ。 Windows 搭載型NASに集中管理型のデータバックアップソフトをインストールすることで、バックアップとデータ移行を同時に行えるストレージ環境を構築することができる。 集中管理型のバックアップソフトであれば、ストレージに保存されるデータ領域には当然個別のアクセス権が設定されるため、セキュリティ問題の多くが解決できる。 また、個人まかせにすると発生アップの漏れがなくなるのも集中管理型の魅力だ。さらに、リストア(復元)機能を活用すれば、新パソコン端末へのデータ移行もスムーズに実行できるメリットもある。 ストレージはWindows搭載型のNASが必至となる。ストレージ本体にソフトウェアをインストールする必要があるため、そもそもWindows搭載型のNASしか利用できない。 また新パソコン端末はWindows 7やWindows 8を搭載することになるため、Windows搭載型のNASであればSMB2.1もしくはSMB3.0プロトコル転送が可能となり、データ移行時間の大幅な短縮にも繋がる。 データ移行後は、新パソコン端末のデータバックアップ専用ストレージとしてそのまま使い続けることができるため、バックアップ対策の一助にもなるだろう。

集中管理型データバックアップ
「Secure Back 3 small pack」
Secure Back 3 small pack

今回オススメするバックアップソフトはアール・アイの「Secure Back 3 small pack」だ。集中管理型のデータバックアップソフトで、クライアント20台分のライセンスが含まれたパッケージ製品だ。特筆すべきはオートリストア機能である。この機能を利用すれば、すべてのバックアップデータを元あった場所(マイドキュメントのデータならマイドキュメント)に自動でリストアすることが可能で、パソコン端末間のデータ移行が簡単に実行できるだけでなく、業務を円滑に進めるうえでのサポートにもなる。

Windows Storage Server 搭載
「ロジテック WINAS シリーズ」
winas

WindowsベースのNASにはロジテックのWINASシリーズをオススメしたい。10年にわたってWindows搭載型のNASを開発・販売してきたロジテックは国内に工場をもつメーカーで、サポート体制も厚い。WINASは高性能なハードウェアで構成されており、上位機種にはメインメモリが4GBも搭載されているため、ソフトウェアをインストールしても十分な処理速度が期待できる。加えて、Windows Storage Server OSの種類や、ラックマウントやキューブ型の筐体、ハードウェアスペックなど選択肢が多いのも魅力だ。

冒頭に述べた通り、Windows XPのサポート期限は残り約1年となった。データ移行についてはパソコン端末を入れ替える直前に準備するのではなく、事前に体制を作っておくことが望ましい。 今回紹介した以外にもデータ移行の手段は数多く考えられるが、移行前の準備として導入することができ、データ移行も簡単に実現、移行後もBCP対策として利用し続けられる「Windows搭載型 NAS+集中管理型データバックアップ」という組み合わせも、ぜひ提案してみて欲しい。

Windows XP → Windows 7 への移行メリット
Windows 搭載型NAS+
集中管理型バックアップソフトを活用するメリット

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