ロジテックINAソリューションズ株式会社(本社:長野県伊那市、代表取締役社長:葉田順治)は、産業用・業務用カスタムコントローラにWindows 10 IoTの搭載を開始したことをお知らせします。
▼LogitecのカスタムコントローラがWindows 10 IoT Enterpriseの搭載を開始
Windows 10 IoT Enterpriseは、最適なプラットフォームとして産業用途からPOS、デジタルサイネージやATMなど幅広いデバイスに対応しています。またエンタープライズレベルのセキュリティ、利便性および基幹業務のアプリケーションを実現しビジネスチャンスを広げます。
対応製品は「LC-9A51」、「LB-LB10」、「LB-JB15」、「LB-C12」、「LT-J3シリーズ」、「LT-J4シリーズ」となっています。
▼Windows 10 IoT Enterpriseとは
Windows 10 IoT Enterpriseを実装したデバイスは、安全で信頼性が高く、基幹業務アプリや特殊機能が実行できるため、お客さまのビジネスを強力にサポートします。
Windowsのユニバーサルアプリと従来のWindowsアプリの両方をサポートするだけでなく、セキュリティの脅威からの保護、柔軟なカスタマイズ、導入時の主なシステム環境を継続的に利用できるなど、革新的な機能が充実しており多くの企業で導入されています。
なおロジテックが提供するのは「Windows 10 IoT Enterprise」となります。Windows 10 Proではありませんのでご注意ください。
▼アップデート形態は固定化モデル(LTSB: Long Term Servicing Branch )
ロジテックのWindows 10 IoT Enterprise製品のアップデート形態は、固定化モデル(LTSB)となります。固定化モデル(LTSB)には以下の様な特徴があります。
・新機能や機能拡張を希望されない特定システム向け(2〜3年に1回LTSB用ビルドをリリース)
・必要なセキュリティ更新とバグフィックスのみを利用可能
・最長10年間同じOSイメージを利用可能
・Windows Store、Universal Windows Apps(Microsoft Edge含む)はプリインストールされておりません。
▼堅牢性を高めるLockdown機能を搭載
Lockdown機能によりIoTデバイスにさらなる堅牢性が加わります。
・統合書き込みフィルター(Unifield Write Filter):読み取り専用機を簡単に作成。システムアップタイム改善
・USBデバイスへのアクセス制御(USB Access):許可されたUSBデバイスを許容
・きめ細やかなUX制御(Layout Control):スタートメニューレイアウトを専用用途デバイス向けにカスタマイズ
・アプリケーション起動の制限(App Locker):操作・実行が可能なアプリケーションを制御
・シェルランチャー(Shell Launcher):単一のWin32アプリケーションエクスペリエンスを有効に
・アクセスの割り当て(Assigned Access):単一のUniversal Windowsアプリケーションエクスペリエンスを有効に
※Windows 10 Home及びWindows 10 ProにはLockdown機能はありません。
※組み込み・IoT向け専用機能ではありません。
▼主なLockdown機能1:統合書き込みフィルター(Unifield Write Filter)
ストレージに書込み禁止領域を作成可能(特定の書き込みを許可する設定も可能)です。
・読み取り専用デバイスの作成
・書き込み操作からシステムを保護
・システムの稼働時間向上による担当者のサポート業務軽減、コンプライアンス強化
といった機能を提供します。
▼主なLockdown機能2:USBデバイスへのアクセス制御(USB Access)
管理された特定のストレージ機器のみ接続を許可します。
・あらゆるデバイスのインストールを防ぐ
・許可されたデバイスのみをユーザーがインストールできるよう設定
・禁止されたデバイスのインストールを防ぐ
・リムーバブルメディアでの読み取り/書き込みアクセスを許可
といった機能を提供します。
▼主なLockdown機能3:きめ細やかなUX制御(Layout Control)
ユーザインターフェイスなど柔軟にカスタマイズする事ができます。
・メニューの設定
・タスクバーの表示設定
・トーストの抑制
といった機能を提供します。
▼主なLockdown機能4:アプリケーション起動の制限(App Locker)
実行許可/禁止などアプリケーションの起動を制限。また柔軟な規則を簡単に作成・管理できるグループポリシーを使用して、組織内でのアプリケーションの標準化が可能。
▼主なLockdown機能5:シェルランチャー(Shell Launcher)
一般ユーザーは特定のアプリケーションのみ利用可能、管理者は専用メニューからさまざまなアプリケーションが利用可能といった、アカウント毎に特定のアプリケーションのみ利用許可を与えます。
・デスクトップアプリ(Win 32アプリ)をシェルとして起動
・ユーザー/グループごとに異なるシェルを設定可能
といった機能を提供します。
▼主なLockdown機能6:アクセスの割り当て(Assigned Access)
アカウントに制限をかけて、1つのWindows Storeアプリにしかアクセスできないように設定できます。
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