6. NAT機能を設定する

本製品のNAT機能について設定します。NAT機能の設定には、NATやNAT機能を使ったさまざまなサービスについての知識が必要になります。設定を変更する場合は十分にご注意ください。

特殊アプリケーションの設定

ネットワークタイプのアプリケーションでは、LAN上のコンピュータのポートの一部を開放しないと使用できない場合があります。特殊アプリケーションの設定機能を使うと、使用したいアプリケーションの設定が簡単にできます。

この機能を利用する場合で本製品のDHCPサーバ機能を有効にしているときは、「2. LAN側の設定をする」の「固定DHCPリース」機能を使ってIPアドレスを固定するようにしてください。DHCPサーバ機能により動的にIPアドレスが変更されると、意図しないコンピュータがWAN側に開放される恐れがあります。
[ホーム]で[詳細設定(上級者向け)]を選択し、左のメニューリストから[NAT]→[特殊アプリケーション]を選択します。

設定を変更した場合
設定を変更した場合は、必ず[適用]をクリックして設定を保存してください。引き続き他の項目の設定を続ける場合は[戻る]を、変更した内容をすぐに有効にする場合は[更新!]をクリックし、画面のメッセージに従ってください。

●特殊アプリケーションを有効にする
特殊アプリケーション機能を使用する場合はチェックします。(初期値:無効)

●入力・設定画面の内容

IPアドレス 特殊アプリケーション機能を利用するコンピュータのローカルIPアドレスを入力します。右の「コンピューター名」を選択して自動的にIPアドレスを入力することもできます。
コンピューター名 本製品にアクセスしているクライアントのコンピュータ名をブルダウンメニューで表示しますので、ポート転送をするコンピュータ名を選択します。[<<]をクリックすると自動的にそのコンピュータのIPアドレスが設定されます。
TCP TCPに開放するポート番号です。アプリケーションを選択すると自動的に設定値が入力されます。修正することもできます。
UDP UDPに開放するポート番号です。アプリケーションを選択すると自動的に設定値が入力されます。修正することもできます。
コメント 選択したアプリケーション名が表示されます。修正することもできます。

●アプリケーション名
プルダウンメニューからアプリケーションを選択し、[追加]をクリックします。TCP、UDP、コメントに自動的に設定値が入力されます。

●現在の特殊アプリケーションリスト
入力画面で設定した内容をリストとして表示します。[選択]は、登録したコンピュータの情報を削除する場合にチェックします。

●各ボタンの機能

追加 入力したコンピュータの設定をリストに追加します。
リセット 入力中の内容をクリアします。
消去 [選択]をチェックしたコンピュータの設定をリストから削除します。このボタンをクリックすると確認の画面が表示されますので、[OK]をクリックします。
全てを削除 リストのコンピュータの設定をすべて消去します。このボタンをクリックすると確認の画面が表示されますので、[OK]をクリックします。
リセット [選択]のチェックをすべてクリアします。

コンピュータの登録方法

  • @[特殊アプリケーションを有効にする] をチェックします。
  • A[コンピューター名]のプルダウンメニューでコンピュータ名を選択し、[<<]をクリックすると、[IPアドレス]に自動的にIPアドレスが入力されます。
    また、[IPアドレス]に、コンピュータの(ローカル) IPアドレスを直接入力することもできます。その場合「.」で区切る必要があります。
    例 192.168.2.141
  • B[アプリケーション名]のプルダウンメニューから、使用するアプリケーション名を選択し、右側にある[追加](1)をクリックします。TCP、UDP、コメントが自動的に入力されます。
  • C必要に応じてTCP、UDP、ポート範囲はコメントの内容を修正します。
  • Dアプリケーション名の項目名の下にある[追加](2)をクリックします。
  • ・現在の特殊アプリケーションリストにコンピュータが追加されます。
  • E登録するコンピュータが複数ある場合は、A〜Dを繰り返します。
  • ※[適用]をクリックして保存操作をしたのちに、設定が反映されます。
   

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